「中野駅前大盆踊り大会」の前夜祭としておこなわれ、波紋を呼んだ「ピンク盆踊り」をめぐり、セクシー女優のキャスティングや撮影用車両の貸与をしたソフト・オン・デマンド(SOD)は9月10日までに公式HPで声明を発表した。
イベントについて「企画・運営には一切関与しておりません」と説明。SNS上で「独自の判断で設置された」といった情報が流れていることに対しては「そのような事実はありません」と否定した。
●中野区などが抗議、主催者は謝罪
問題となったのは、8月1日に中野セントラルパークで開かれた前夜祭企画「ピンク盆踊り」だ。セクシー女優が参加し、アダルトビデオの撮影で使われる「マジックミラー号」が展示された。
これに対し、「公共の場でふさわしくない」という批判が殺到。中野区と会場所有者は連名で抗議文を発表し、「非常に公共性の高い空間において、アダルトビデオの撮影用車両を無許可で設置したことは、公衆の利用に著しい支障を及ぼす行為」と強く非難した。
主催者側はその後、公式ホームページで「区民の皆様からご意見やご心配のお声を頂戴いたしましたことを、重く受け止めております」と表明。「借り受けた車両を設置・展示したことで、行政をはじめ関係の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
●SOD「企画・運営に関与していない」
車両の貸与やセクシー女優のキャスティング業務をおこなったソフト・オン・デマンドは、公式ホームページで声明を発表。イベントの協力について「あくまで依頼を受けた範囲内で実施したものであり、当該イベントの企画・運営には一切関与しておりません」と説明した。
さらに、「一部SNS等において、弊社が独自の判断で車両を設置したかのような情報が流れておりますが、そのような事実はございません」としたうえで、「車両の設置場所や方法を含めたイベントの運営全般については、すべて中野駅前大盆踊り大会実行委員会様が管理されていたものです」と弁明した。