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ふるさと納税・航空ショー観覧権、締め切り後も電話殺到 埼玉・狭山市「業務に支障が…」
2018年08月29日 16時54分

ふるさと納税の返礼品として、眺めのいい屋上から航空ショーを観覧できる権利が話題を呼んだ。返礼品にした埼玉県狭山市では、定員オーバーを理由に8月下旬に申し込みを締め切ったが、熱いファンからの問い合わせ電話が後を絶たないという。担当者は「問い合わせが殺到して、本来業務にも支障が出ている」と悲鳴をあげている。

ふるさと納税の返礼品として、眺めのいい屋上から航空ショーを観覧できる権利が話題を呼んだ。返礼品にした埼玉県狭山市では、定員オーバーを理由に8月下旬に申し込みを締め切ったが、熱いファンからの問い合わせ電話が後を絶たないという。担当者は「問い合わせが殺到して、本来業務にも支障が出ている」と悲鳴をあげている。

●特等席からブルーインパルス

埼玉県南西部に位置する狭山市は、人口約15万人。狭山茶の主産地として知られる。普段は立ち入り禁止としている市役所の屋上を開放し、11月3日(文化の日)に開かれる「入間基地航空祭」のもようを観覧できる権利を、ふるさと納税の返礼品に据えた。

市役所の隣には、航空自衛隊の入間基地があり、航空祭では「ブルーインパルス」による曲技飛行が行われる。高層棟(8階、5万円以上の寄付)と低層棟(3階、2万円以上の寄付)の屋上から観られる権利は、ファンからすれば「プラチナチケット」のようなもの。先着順とした定員(高層棟65人、低層棟100人)は、狭山市担当者の想像を超えるスピードで埋まった。

狭山市によると、返礼品としたのは2016年からだが、徐々に知名度は広がり、今年になって航空専門メディアにも取り上げられたことが反響を大きくした主因だという。来年以降については、「おそらく続けることになる」(担当者)。今回のチャンスを逃したファンにとっては、首を長くして待たなければいけない1年になりそうだ。

(弁護士ドットコムニュース)

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