タレント・中居正広さんによる女性トラブルなどの一連の報道をめぐり、フジテレビは参加メディアを制限しない「フルオープン」の会見を1月27日午後4時から始まった。
会場のフジテレビ本社前では同日午後3時ごろ、多くの報道関係者がリポートのため、カメラを向ける姿があった。
愛知から訪れた親子も社屋にスマホをかざしていた。
母親の女性は、テレビ業界をめぐるトラブルの報道に「かつては子どもが芸能界に入ろうとすると、親が止めるようなこともありました。そのようなことは、私たちが若いころに終わった問題だと思っていました」と話す。
●約160媒体、参加者は400人超
フジテレビの企業広報によれば、午後2時の受付開始までに参加メディアは「約160媒体」で、記者やカメラマンなどの参加者は「400人を超えている」という。
会場入りする際には、手荷物検査と金属探知機による身体検査が実施された。
事前申請に限らず、現場でも取材を受け付けることから、参加媒体・参加者は増えていく見込みだ。
前回のクローズドな会見だけでなく、一連の問題に対する経営陣の取り組みは社内外で批判を集めている。
今回の会見では、中居さんから被害をうけた女性や社員などのプライバシーを守るため、会見の配信や放送は10分のディレイ(遅れ)が条件となっている。