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一橋大アウティング訴訟、遺族が控訴 大学の相談対応めぐり
2019年03月12日 19時08分

ゲイであることを暴露された一橋大ロースクールの男子学生(当時25歳)の転落死をめぐる訴訟で、大学側の対応に不備はなかったとして、遺族側の請求を退けた2月27日の東京地裁判決を不服として、遺族側が控訴した。

遺族側代理人の南和行弁護士が明らかにした。控訴は3月7日付で受け付けられたという。

学生は友人からゲイであることを暴露され、大学のハラスメント相談室やロースクールの教授らに相談。亡くなった当日も保健センターで話すなどしていたが、命を落とした。

遺族側は、大学の対応について安全配慮義務違反などを主張したが、東京地裁は違反はなかったと評価。転落死は予見できなかったとした。

南弁護士は、「相談への対応は、事の重大性によって変わるはずだが、地裁判決はアウティング(暴露)の重大性・危険性に言及していない。どれほど酷いことをされたかを改めて主張することになる」と話した。

なお、遺族は暴露した同級生とはすでに和解している。

(弁護士ドットコムニュース)

ゲイであることを暴露された一橋大ロースクールの男子学生(当時25歳)の転落死をめぐる訴訟で、大学側の対応に不備はなかったとして、遺族側の請求を退けた2月27日の東京地裁判決を不服として、遺族側が控訴した。

遺族側代理人の南和行弁護士が明らかにした。控訴は3月7日付で受け付けられたという。

学生は友人からゲイであることを暴露され、大学のハラスメント相談室やロースクールの教授らに相談。亡くなった当日も保健センターで話すなどしていたが、命を落とした。

遺族側は、大学の対応について安全配慮義務違反などを主張したが、東京地裁は違反はなかったと評価。転落死は予見できなかったとした。

南弁護士は、「相談への対応は、事の重大性によって変わるはずだが、地裁判決はアウティング(暴露)の重大性・危険性に言及していない。どれほど酷いことをされたかを改めて主張することになる」と話した。

なお、遺族は暴露した同級生とはすでに和解している。

(弁護士ドットコムニュース)

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