6957.jpg
「撮り鉄」が接近、カシオペアが警笛鳴らして緊急停止…JR東が守ってほしい「撮影ルール」
2023年06月06日 17時47分
#撮り鉄

また「撮り鉄」の迷惑行為——。

走行中の寝台特急カシオペアを撮影しようとした鉄道ファンが、線路の脇に敷かれた砂利部分に侵入している様子を映した動画がツイッターに投稿されて、SNSで批判が集中している。

この動画は6月3日に栃木県内で撮影されたもので、鉄道ファンに気づいたカシオペアが緊急停止し、カシオペアを含めて3本の列車に最大14分の遅れが発生するなどの影響があったという。

繰り返される「撮り鉄」の危険な撮影。JR東日本に守ってほしい「撮影ルール」を聞いてみた。

また「撮り鉄」の迷惑行為——。

走行中の寝台特急カシオペアを撮影しようとした鉄道ファンが、線路の脇に敷かれた砂利部分に侵入している様子を映した動画がツイッターに投稿されて、SNSで批判が集中している。

この動画は6月3日に栃木県内で撮影されたもので、鉄道ファンに気づいたカシオペアが緊急停止し、カシオペアを含めて3本の列車に最大14分の遅れが発生するなどの影響があったという。

繰り返される「撮り鉄」の危険な撮影。JR東日本に守ってほしい「撮影ルール」を聞いてみた。

●慌てて荷物を持って走り去る様子も

2016年に運行を終えたものの、根強い人気を誇る寝台特急カシオペア。臨時で運行された6月3日、栃木県内を走行中に突然、警笛を鳴らして緊急停止した。

その様子を撮影した動画がツイッターに投稿され、約4万8000RTされるなど反響を呼んでいる。

動画には、走行中のカシオペアに鉄道ファンと思われる3人が接近して、線路スレスレまで近づいているところが映っている。カシオペアが緊急停止すると、3人は荷物を持って慌てて走って去っていった。

この地域を管轄する栃木県警矢板署は、地域の安心安全情報で、次のように注意を呼びかけた。

「悪質な鉄道写真撮影者を見たら通報を!!県内において、複数の者が列車を撮影するために線路内に立ち入り、列車が緊急停止する事案が発生しました。線路内に侵入する行為は犯罪となります。また、そのような状況を目撃された方は、警察に通報をお願いします」

●現時点で「撮影禁止」は検討していないが…

JR東日本の広報担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、あらためて「撮影ルール」を説明した。

「撮影をおこなう際は、列車との接触事故やホームなどでの転落事故などが起きないように、安全な場所で撮影をしていただくということ、また、他のお客様や、沿線住民の方のご迷惑とならないようにマナーを守っておこなっていただきたいと思います。

現時点でホーム上や沿線での撮影を禁止することを検討していませんが、安全を確保するために係員が撮影について制限や注意をする場合もございます。くれぐれも、沿線での撮影で、線路の鉄道用地や私有地に入る行為はおやめください」

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る