夫が自宅のテレビでAV鑑賞をしていて、妻が嫌がってもやめないことを理由に離婚できるかどうかを解説した弁護士ドットコムの記事（「夫が自宅のテレビでAV鑑賞、妻が頼んでもやめてくれない…法的な離婚原因になる？」https://www.bengo4.com/c_3/n_7025/）に、読者から多くのコメントが寄せられました。その内容を紹介します。
●「嫌がってるのにやめないって人としてどうかと思うわ」
記事に出てくる女性は妊娠中。夫の夜の相手ができなかったそうで、「精神的にものすごく傷ついてしまっています」と悩んでいました。これに対し、女性の心理にもっと配慮をしてあげるべきだという声があがりました。
ある20代女性は、「相手が嫌がってるのにやめないって人としてどうかと思うわ。それでなくとも妊娠中って身体の変化やホルモンの影響で精神的にも不安定になるのに、妻の気持ちより自分の私利私欲を優先されればそりゃ離婚したくなる気持ちもわかる」と離婚に理解を示していました。
この女性と同様のコメントは多く、「嫌がる人を横目にリビングのテレビで見て事に至れるっていう性癖（喜んでるとか喜んでないとかではない）も無理だし、人前でその本人以外のしかも嫌がっている性行為を見せるってある意味暴力」、「それがロリコン、女子高生物だったり、SMものだったり、しかも！妊娠中、これから子供を二人で育てるっていうのに、それ見たら発狂したくなるよ…」などと不満の声が出ました。
バレずに鑑賞していればOKという人もいるが、今回のケースは堂々と鑑賞しているのでNGなようだ。
「完全に全く気が付かなければいいんだけど、この人気がついちゃってるんでしょ？そしたら傷付いちゃうでしょ。しかも妊娠中で気がたっている時で、夜の相手ができないって言う負い目とか焦りとかあると考えるとなんかの当てつけ？妊娠した私が悪いの？ってなりそうです」、「奥さんの心理状態をもっと考えてあげるべきであり、性処理したいならバレずにやるべき。形跡もなにも残さずに、何のこと？みたいな感じで」とコメントしている20代の女性もいた。
●「私の元夫は、同じ部屋に子供と私が寝ていても、365日、AVを見てました」
記事中の女性と似たような境遇にあったという50代女性は、「私の元夫は、同じ部屋に子供と私が寝ていても、365日、AVを見てました。ビデオテープもその辺に置きっぱなし。子供が間違って見てしまうから、きちんとしまってほしいとお願いしても知らんぷり。毎晩、一晩中、聞きたくもないあえぎ声をきかされ、見たくもないビデオを目の当たりにするのは、拷問に等しいです。もちろん、離婚しました」と、実際に離婚に至ったという体験談を寄せていた。
今回のようなケースがあったとしても、一時的なものであれば、法的な離婚原因にあたらず、様々な事情の積み重ねで、「婚姻を継続しがたい重大な事由」にあたるかどうかが判断される。記事中で、このような法的見解が紹介されたことに対し、「えー！！！婚姻を継続し難い性格の不一致にならないの！？えー！！」驚きのコメントを寄せる人もいた。
●「『妻が居ない場所・自由に見れる場所』で見るのは無制限にしてやらないと」
一方、男性の自由時間の使い方への配慮を求める声もあがった。
ある女性は「AVを観るな！ではなく、『妻が居ない場所・自由に見れる場所』で見るのは無制限にしてやらないと男も発散できる場所がなくなるからキツイでしょう。浮気に走らないだけ良い夫だと思いますよ」とコメントしていた。
ただ、そのシチュエーションについては苦慮する場面もありそうだ。「夫の自由時間の行動内容（しかも思想の自由）を拘束する事になるからムリ目すぎる。隠れてやってくれ、といっても私室が無い環境では譲り合いが要るし…」と困惑している人もいた。
●「自分達に与えられた環境の中でお互いがどう譲り合えるか」
一方、妻と夫の歩み寄りを求めるコメントも多く寄せられた。
記事中の女性と同様の状況を体験したことがある30代女性は、「『観るのやめて。』だけだと難しいかもしれないですよね」とコメントした上で、「妊娠するって新しい状況ですもんね。せっかく夫婦なんだから相手のことも考えてあげて。夫は妊娠した妻を気遣って。妻は今まで通りじゃなくても夫をたいせつに思ってると伝えて」とアドバイスしていた。この女性は、夫婦間でお互いの正直な気持ちを話し合うことで、妊娠中の辛い時期を乗り越えることができたという。
他にも、「自分達に与えられた環境の中でお互いがどう譲り合えるか…『自分はこんなにやっているのに』と思っているようでは難しそう。まぁでも妊娠って男は経験できないからそこら辺の気遣いが難しいけどだからこそ余計な努力が必要に思う」（30代男性）、「まずは夫婦で『見ないで』『見る』だけじゃなくて具体的に話したらどう？少しはお互いの気持ちが分かるかもしれないよ」（30代女性）とアドバイスする声もあった。
