タレントの中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビ社員が関与していたなどと報じられている問題で、フジテレビが27日午後、記者会見を開いている。

記者会見では、記者から会見に出席した経営陣に対して、女性アナウンサーが同席する会食などの場があったかどうかの質問があった。

これに対して、フジテレビ・港浩一社長は「アナウンサーはいろいろな職場の人と知り合って知識を得ることも大切だと思っている。過去、女性アナウンサーを同席したものは、ありました」とした。

また「楽しく会食するわけですが、冷静に考えると、あまり気が進まなかった人もいたのではないか。いやだったけれども、行かざるを得ないと思った人もいたと思うと、本人たちの意思確認をしっかりやっていかなければいけないと思っている。これが企業風土の刷新につながるのではないかと思っている」（港社長）。

遠藤龍之介副会長は「2019年に社長就任した際、いろいろなセクションの後輩たちが食事会を催してくれた。この中に女性アナウンサーがいたと思います。もうちょっと意思の確認をするべきだったと思っています」とした。

また、港社長の誕生日会に被害女性が参加していたか否かについて、港社長は「そういう会はありました。その中に（被害）女性もいました」と認めた。

「和やかで私も楽しませていただいたので、ありがたかったですが、参加した女性が果たして喜んで参加していたのか、それともそんなに気が進まないけど参加していたのかは、そのときは思いが至りませんでした。そういう会を催すときは、参加の本人の意思を大事にしないと企業風土は刷新されないと感じています」と話した。

また「接待要員という認識はなかった」との見解を示した。