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東出昌大さんとの契約解消つづる「異例声明」、事務所HPから消える
2022年02月24日 12時15分

俳優の東出昌大さんとの「専属契約」の解消を発表していた芸能事務所ユマニテの公式サイトから、2月24日までに該当の「お知らせ」ページが閲覧できなくなっていることがわかった。

畠中鈴子社長による2月15日の発表は、「感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした」「​​熟慮の末に、これ以上 共に歩くことはできないという結論に達しました」など感情的な表現が目立つものだった。

俳優の東出昌大さんとの「専属契約」の解消を発表していた芸能事務所ユマニテの公式サイトから、2月24日までに該当の「お知らせ」ページが閲覧できなくなっていることがわかった。

畠中鈴子社長による2月15日の発表は、「感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした」「​​熟慮の末に、これ以上 共に歩くことはできないという結論に達しました」など感情的な表現が目立つものだった。

●再生への道は頓挫いたしました

「お知らせ」は2月22日には掲載されていたが、2月23日夜に確認した際には消えていた。該当ページに飛ぶと「Not Found」が表示される。

東出さんの不祥事をうけて、ユマニテは「さまざまな問題に全力で対処して」きたが、「昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました」とつづり、2月14日をもって専属契約を解消したとしている。

芸能事務所と芸能人の契約終了をめぐっては、独立した元SMAPの3人のメンバーが、民放テレビ局への出演がなくなっていた問題について、公正取引委員会が2019年7月に独占禁止法違反の疑いがあるとして、ジャニーズ事務所を注意した。

そのような経緯を引き合いに、東出さんの退所をめぐり、このような厳しい声明を出すことが、東出さんの今後の経済活動に支障をあたえ、影響を与える圧力となりえるとの批判もあった。

(参考)ユマニテ社長の感情だだ漏れ声明に漂う“昭和芸能界しぐさ”──東出昌大退所報道の「契約解消」とは(ジャーナリストの松谷創一郎さんの記事・2月16日)
https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20220216-00282318

●ユマニテ「東出さんとの打ち合わせが完了したから」

弁護士ドットコムニュースは2月24日、お知らせが消えた理由などについて、ユマニテに問い合わせフォームから質問を送った。

ユマニテは同日夜、コメントで回答した。

本人との仕事の引き継ぎや今後のサポート内容などの打ち合わせが完了いたしましたのでHP上から 削除いたしました。 今後も追加の引き継ぎなどが予想されるので、これ以上のことは申し上げられないことをご了承いただけると幸いです。 株式会社 ユマニテ

(2月24日午後10時14分 ユマニテのコメントを追記しました)

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