この事例の依頼主
20代 男性
相談前の状況
依頼者は役所に勤務されていた、まだ若い方でしたが、私的な目的のために役所の情報を外部に漏らすなどした国家公務員法違反・窃盗などの罪で逮捕されてしまいました。
解決への流れ
罪を認めて反省していたこともあり、保釈の申請を試みました。もともと地方出身の方で、身元引受人となるご両親も地方在住でしたが、ご両親にきちんと身元を引き受けて頂くことを裁判所に丁寧に説明し、(地方の)ご両親のもとで生活する条件のもと、受任(依頼を受けた日)の5日後には保釈を認めてもらいました。裁判の処分も、前科がなかったこともあり、無事執行猶予のついた(直ちに刑務所に行かなくてもいい)判決を得ることができました。
弁護士の基本的な仕事は依頼者のために全力を尽くすことにあります。特に身柄拘束(逮捕・勾留)との関係では、身柄を解放することが常に依頼者の利益につながりますので、全力を注ぎます。また、当事務所では、いわゆる刑法犯だけでなく、豊富な経験をもとに様々な事案に幅広く対応しております。この事件は、正直なところ、社会的に大きな非難を免れないところがありましたが、依頼者が十分に反省していることや両親に適切に監督してもらうことを裁判所に示し、執行猶予判決を得ることのできた事案でした。