犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者 . #暴行・傷害

【傷害】お金がなく一括払いができなかったので、分割払いの示談を成立させ、不起訴にした事例。

Lawyer Image
田中 克幸 弁護士が解決
所属事務所天神ベリタス法律事務所
所在地福岡県 福岡市中央区

この事例の依頼主

30代 男性

相談前の状況

路上で人を殴ったという傷害事件で逮捕された方。当時、お酒が入っていたようですが、被害者の方はそれなりの傷害を負ってしまいました。示談したいところですが、貯金がなく、一括での支払いが困難な状況です。

解決への流れ

被害者の方に分割払いに応じていただき、示談書を締結。無事不起訴となりました。

Lawyer Image
田中 克幸 弁護士からのコメント

犯罪被害者の方との示談は一括が原則です。特に、本件のように、被告人と面識のない方が被害者の場合、分割などにして、今後も関わっていくのは嫌だということで、示談できないことも多いのです。加害者は、見ず知らずの人なのですから、示談したとしても、今後支払ってくれるか不安ということもあるでしょう。しかし、傷害事件の場合、精神的な苦痛だけではなく、治療費もかかっており、分割でも良いのでいくらかでも払ってほしいという被害者の方も珍しくありません。本人の収入状況と勤務先を開示し、粘り強く交渉した結果、分割払いの示談を交わすことができ、無事、不起訴となりました。