この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
相談者は総合建設会社(ゼネコン)です。ある工事現場の近隣住民から工事のせいで自宅の内外にひび割れなど損傷が発生した、体調を崩した、などの苦情が寄せられました。話し合いで解決しようとしたものの納得を得られず、損害賠償請求訴訟を起こされたということでした。
解決への流れ
住民側では騒音測定をしていましたが、検査方法や検査位置が不適切でした。逐一規制の内容を揚げて反論し、結論としては上告までしたものの、原告の請求は全て認められませんでした。
勿論、まずは近隣住民に誠意をもって対応することが重要です。ただ、理由がなかったり、過度な要求にいつまでも応じる必要はなく、ときには裁判を通して先方の請求の是非を第三者に判断してもらうことは必要な場面もあります。そのような場面を見据えて、経験のある弁護士のアドバイスを受けながら進めることが大事になります。