犯罪・刑事事件の解決事例
#建物明け渡し・立ち退き

【建物明渡し 賃貸人側】1年以上賃料を滞納した借家人を退去させた事例

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北畑 亮 弁護士が解決
所属事務所北畑法律事務所
所在地東京都 中央区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

相談者はある一軒家の所有者です。親の代からあるご家族に賃貸していたのですが、賃料の支払いが徐々に遅れ始め、1年以上賃料を滞納していました。長い付き合いのせいか、悪びれる様子がなく、これ以上我慢できないということでご相談にお越しになりました。

解決への流れ

相手が相談者に甘えていることは明らかで、任意での話し合いでの解決を期待する時期は過ぎたと判断し、訴訟を提起しましたが、相手は欠席したまま判決が出ました。やむなく建物明渡しの強制執行を申し立て、明渡し催告の際に、ようやく観念したのか相手が話し合いに応じました。最終的には強制執行断行の直前に相手は引っ越しました。

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北畑 亮 弁護士からのコメント

賃貸借が二十年近くに及んでおり、家族ぐるみで人間関係があるため、ご本人同士では厳しいことを面と向かって言えなかったようです。その配慮に相手が甘えてしまい、滞納が増えるという悪循環になっていました。法的手続を進めることで相手に自分の置かれた状況を理解してもらい、ようやく話し合いを持つことができました。説得して自身で引っ越ししてもらうことができました。強制執行を最後まで進めてしまうと大変な費用が発生することになったので、そのような事態を避けられてよかったです。