犯罪・刑事事件の解決事例
#建物明け渡し・立ち退き . #借地権

再開発を理由とする法律上根拠のない不当な立退請求を退け、借地権者に有利な借地契約を更新させた事案

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板橋 晃平 弁護士が解決
所属事務所弁護士法人市ヶ谷板橋法律事務所
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

60代 女性

相談前の状況

ご依頼者様は、賃貸人である地主から土地を借りている借地権者の女性です。ご依頼者様は、親の代から借地上の建物で生活していたところ、地主から、借地を含めた周辺の土地を再開発するため、半年後の更新時期をもって、借地契約を終了させる旨の連絡を受け、契約の更新できなければ、建物を取り壊して借地を明け渡さなければならないのではないかと途方にくれていたところ、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

解決への流れ

相談後、当事務所は直ちにご依頼者と委任契約を締結し、貸主と交渉を開始いたしました。貸主は、再開発の必要性がある以上、契約更新をしないことは何ら問題ないので早急に借地を返すよう求め、民事調停を起こして来ました。民事調停では、当職が、現地調査の結果をまとめた資料や過去の裁判例を引用し、貸主の主張が法的に認められないことを丁寧に説明することで、最終的には、ご依頼者様の望む形で借地契約を更新することができました。

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板橋 晃平 弁護士からのコメント

本件は、地主が借地人に対して、土地を有効活用したいがために、立ち退きを要請するといった典型的な借地の明渡請求事案です。借地人は、地主からのお願いですと法的根拠がなくとも、なかなか断りづらく、地主との関係が悪くなることを避けて、地主の要望に応じてしまいかねません。今回の件では、不動産事件に明るい当事務所の弁護士がご依頼者様の借地契約の内容や借地周辺の現地調査をし、そこから想定される事実関係や証拠を整理し、民事調停において、的確に主張・立証したことがご依頼者様に大きな利益をもたらしたと思われます。 ご依頼者様も、不動産事件に明るく、フットワークの良い当事務所の弁護士にご依頼できたことを喜んでおられました。