犯罪・刑事事件の解決事例
#児童買春・児童ポルノ . #加害者

児童買春罪で逮捕され、捜査段階では自白し、公判で児童とは知らなかったと弁解したものの1審では有罪とされた事件の控訴審で、逆転無罪。

Lawyer Image
奥村 徹 弁護士が解決
所属事務所奥村&田中法律事務所
所在地大阪府 大阪市北区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

始終21~22歳を自称していた児童との買春行為で逮捕され、捜査段階では私選弁護人を選任していたものに、的確なアドバイスが得られず、自白して、公判では児童とは知らなかったと主張したが、未必の故意を認定され、罰金を宣告された。

解決への流れ

控訴審では、法医学者や刑法学者のアドバイスを得て、虚偽自白に追い込まれた事情の詳細な説明児童に見えないことの立証(被害児童の体格データ・法医学書)対償供与約束の時点で児童と知らなかったので児童買春罪が成立しないという主張・立証(刑法学者の意見書)を行い、無罪判決になりました。

Lawyer Image
奥村 徹 弁護士からのコメント

いったん自白してしまうと挽回するのは苦労します。逮捕・勾留段階で、密に接見を行い、黙秘するなり年齢を知らなかったという主張を貫いていれば、起訴されることはなかったと思います。児童ポルノ・児童買春事件における年齢知情についての立証方法・事実認定方法については、判例になっている諸事件を通じて、当職の主張・立証と、それに対する判例ということで実務が形成されてきた経緯がありますので、経験を生かして、控訴審弁護で効果的な主張立証を行いました。