この事例の依頼主
年齢・性別 非公開
相談前の状況
法人が所有している物件を貸していたのですが、居住者が家賃を払わず、連絡が取れなくなってしまったとして、ご相談にいらしゃいました。
解決への流れ
お話しをうかがったところ、居住者とは少し前には連絡が取れていたものの、居住者は、退去を待って欲しいと言ったり、具体的な退去の時期を定めず、家賃も支払わないなど、一方的な要求ばかりで、解決をしようとは考えていないように感じました。そこで、最短での解決をすることとなりました。具体的には、早期解決のため交渉を求めつつ、裁判の準備を並行しました。結局、交渉の機会はありましたが、要求は変わりませんでしたので、裁判をすることとなりました。裁判を提起してから、居住者は反応を示さなくなりましたので、裁判は1回で終わり、すぐに退去の手続をとりました。その結果、考えられる限りの短期間で、無事に物件を取り戻すことに成功しました。
できる限り平穏に解決したいと考えるのは、私も異存ありません。しかし、不当な要求であったり、そもそも連絡が取れない、反応をしない相手方に対しては、毅然たる態度で、法的手続を進めることで、解決に向かいます。そのため、法的手続を経験し、なにをすべきかを熟知している弁護士にご相談いただくことが、結局、時間も、費用も、最小の負担で解決できる方法です。そのため、相手と連絡が取れない、不当な要求ばかりしてくる相手に対しては、一度、弁護士にご相談いただくと、解決の糸口が見つかる可能性があります。