この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
現住建造物等放火罪で逮捕起訴された女性の弁護を担当しました。現住建造物等放火とは、人が居住している建物に放火することです。これは、重大犯罪であり、裁判員裁判対象事件です。本件も裁判員裁判で審理されました。
解決への流れ
放火をしたこと自体には争いがありませんでしたが、放火に至った経緯に酌むべき事情があること、今後、再犯を防止するための生活環境が整っていることを、法律の専門家ではない裁判員にも分かりやすく説明することで、執行猶予判決となりました。
裁判員裁判の場合、一般市民が裁判官とともに裁判を行うので、裁判員裁判で有利な判決を導くには、通常の裁判とは違った準備と法廷弁護技術が必要になります。執行猶予判決の場合、刑務所に行く必要はありません。