この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
社長や上司の指示に従わなかったり,業務中に会社のパソコンを私用に用いていた社員の扱いに困っていた。従業員は辞めるといいながらも,その様子はなく,社長も解雇するのは難しいのではないかと思い,対応に悩んでいた。
解決への流れ
当該従業員の勤務態度,勤務成績等を聴取し,現時点での解雇は難しいとの見通しをもったため,そのことを社長と共有した。その上で,業務命令違反や業務中のパソコン私用などを文書にて警告するなどのアドバイスを行いながら,時間をかけて解雇理由となる事実を積み重ねた。最終的には,従業員から自己都合退職に至った。
早い段階から弁護士にご相談頂き,本件で解雇は難しいとの認識を共有できたこと,頭を切り換えて,継続的に相談を受けながら,解雇理由を証拠化することができた。結果として自己都合退職となり,社長としても満足のいく結果となった。