この事例の依頼主
30代 女性
相談前の状況
夫が脱サラをして始めた自営業が軌道に乗らず、なかなか収入が安定しません。子どもが2人おり、保育園などの育児費や生活費もかかります。夫から事業資金として必要と言われて、銀行のカードローンで借りたお金を渡したりした分や、日々の生活費で足りない分をクレジットカードのリボ払いで購入したりした分がたまっていき、段々と借り入れが増えてしまいました。また、大学の時に借りた奨学金も300万円ほど残っており、その支払いも負担となっています。毎月の支払いの段取りが大変で、水道光熱費の支払いができない月もあります。
解決への流れ
自己破産をすることで毎月の借金の支払いがなくなり、その段取りで頭を悩ませる必要もなくなったので、精神的に楽になりました。また、借金の支払いをしなくても良くなった分で保険に入るなど必要なことにお金を使う余裕もできました。
ご主人やご親族が自営業ですと収入が安定しないことがあり、どうしても収入のない時期に借金を抱えることがあります。そのような時期にできた負債に奨学金などの返済も加わると、毎月の支払いが大変になり、家計が破綻して水道光熱費や家賃などの支払いに窮してしまうこともあります。自己破産をすれば、このような毎月の支払いに頭を悩ませる必要がなくなり、借金の支払いに充てていた金額を生活費などに回せるようになりますので、生活を再建する余裕ができる場合が多いです。また、地方ではどうしても生活に必要な自動車も、ローンが残っておらず初年度登録から7年以上が経過していれば、よほどの高級車でない限り、事実上無価値なものとして手元に残しておけます。毎月の支払いのやりくりで苦しまれていて、必要な支払いもできず困っているような場合は、ぜひ1度弁護士への相談をお勧めします。