犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者 . #少年事件

隠していた非行事実が後日発覚した事案

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西山 良紀 弁護士が解決
所属事務所リライト神戸法律事務所
所在地兵庫県 神戸市中央区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

少年は、少年院に入所中に、過去の非行事実が発覚して、再び逮捕・勾留されてしましました。発覚した非行事実は、大胆な手口であり、決して軽微な非行事実とは言えない状況でした。

解決への流れ

私は、弁護人に選任された後、少年と面会して長時間話し合いをしました。少年は、人懐っこい感じがして、目も生き生きとしているような感じであり、少年院での教育が功を奏していると感じました。また、少年を更生させるためには、新たに処分をするのではなく、今の少年院での環境を維持することが大切であると考えました。その後、何度も少年と面会を繰り返し、自分自身でしっかりとこれまでの人生を振り返り、今後反省し、しっかりと更生するためには何が必要かを話し合いました。そして、少年を更生させるためには、現在の少年院の環境、少年の非行原因が減少し、更生が進んでいること、将来の目標があることなどから、新たに処分を加える必要はない旨意見書を、家庭裁判所に提出しました。その結果、本件については、少年は不処分となりました。

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西山 良紀 弁護士からのコメント

少年の中には、友達を思うために非行事実の一部を隠してしまう子も少なくありません。そして、後日、逮捕・勾留され、より重い処分を受けるということも珍しくはありません。今回は、最初の打ち合わせの段階で、少年の更生が進んでいると感じることができました。そして、今後も順調に更生が進んでいくためには、現在の環境がふさわしいと感じていたので、不処分という結果を得られて安心しました。