犯罪・刑事事件の解決事例
#加害者

器物損壊で早期に身柄を解放してもらった事案

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西山 良紀 弁護士が解決
所属事務所リライト神戸法律事務所
所在地兵庫県 神戸市中央区

この事例の依頼主

60代 男性

相談前の状況

Xさんの職場の近くに、いつも違法駐車している車両があり、通行の邪魔になっていました。Xさんは、何度注意しても、違法駐車を止めないことに苛立ち、道路に落ちていた大きな石で、車両をボコボコにしてしまいました。そのため、被害者であるYが刑事告訴をしたため、Xさんは逮捕されてしまいました。Xさんは、小規模な会社の社長であり、長期の身体拘束は業務にも重大な支障が生じることになりかねない状態でした。

解決への流れ

私が弁護人に選任された後、直ちに、被害者に示談交渉を申し込みました。しかし、被害者は仕事が忙しく、なかなか連絡が取れない状況であったこと、車両の見積もりなどをとったり、損害額を精査することにも時間がかかる状況でした。私は、Xさんとその妻と相談して、(損害額を確定できないため)大まかな内容にはなるがYにっとて極めて好条件の和解案を提示し、Yに内諾をもらいました。そのことを検察に報告し、示談書を交わす前に、処分保留で釈放してもらうことができました。

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西山 良紀 弁護士からのコメント

検察官からは、弁護人が最後まで責任を持って示談を締結すること、示談結果を検察に報告すること、示談内容の手続きに協力することが条件ではあるが、示談成立前に処分保留にするといわれました。弁護人がついていることで、早期身柄解放が実現した事案であると思います。また、勾留中のXさんからの伝言を会社に伝えていたため、会社の業務にも重大な支障が生じずに済みました。