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ネットで「信仰」集める「ミャクミャク様」、二次創作も続々 ガイドラインはないの?
2022年08月21日 09時54分
#大阪・関西万博

2025年に開催される大阪・関西万博の公式キャラクターがネットで人気を集めています。7月18日に公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」と発表されると、直後からSNSでは「ミャクミャク様」と呼ばれるようになり、多くの二次創作やファンアートが投稿されました。

この夏、3年ぶりに開かれたコミックマーケットでも、ミャクミャク様のコスプレをする参加者がみられるなど、人気は過熱しています。

一方で、気になるのが二次創作のルールです。現行法では、二次創作やパロディは著作権侵害にあたる可能性があります。しかし、ファンの楽しみを奪わないため、近年、人気コンテンツに二次創作のガイドラインが設けられることが増えてきています( https://www.bengo4.com/c_18/n_13814/ )

「ミャクミャク様」の二次創作やファンアートを楽しむにあたり、注意することはないか、運営主体である2025年日本国際博覧会協会に聞いてみました。

この公式キャラクターは、2020年8月に決定した公式ロゴがモチーフにされています。このモチーフが発表された当時も、SNSで話題となりました。万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」であることから、ネットユーザーの間では、「いのちの輝きくん」と呼ばれて二次創作が続出しました。

そうした中、2022年7月に「ミャクミャク」という愛称が発表されると、その語感や造形から、SNSでは「怪異っぽい」「異形の神様」という声が上がり、直後から「ミャクミャク様」と呼ばれるようになりました。併せて、民間信仰の神様のように描く二次創作やファンアートも多く投稿され、コミケでもコスプレが人気となりました。

こうした二次創作やファンアートのガイドラインがあるか、また注意点などについて取材したところ、2025年日本国際博覧会協会の担当者は次のように回答しました。

「二次創作やファンアートについては、キャラクターデザインが決定してから、ネット上などで発表されているのは承知している。 今後、二次創作にあたっての取扱い等について協会が定めることになれば、プレスリリース、協会HPなどでお知らせする」

また、こうしたネットでの人気ぶりについては、「人気となっていることについては注目度、認知度の証として大変うれしく思っている。 今後ガイドラインや注意点等を公表することになれば、そのルールのもとで適切に二次創作を楽しんでいただければと思っている」とのことでした。

近年、人気コンテンツについて、ファンが増えるにともなって二次創作の表現が過激化することなどから、独自のガイドラインを設けるケースが増えています。たとえば、「エヴァンゲリオン」シリーズに設けられたガイドラインでは、ファンによる創作を楽しむために次のような創作物の公開は控えるよう求めています。

「本作品、または他者の気持ちや名誉、考え方などを傷つける目的のもの」 「特定の政治・宗教・信条を過度に推す、または貶めるも」 「過度に暴力的・グロテスクなもの」 「ポルノ表現そのものを目的としたもの」 「その他反社会的な表現のもの」 「他者の権利を侵害しているもの」 「公式作品と誤認される可能性のある様態のもの」

現在、「ミャクミャク様」のガイドラインは設けられていませんが、「ミャクミャク様」のお怒りに触れないよう注意しながら、ファンも二次創作を楽しみたいものです。

2025年に開催される大阪・関西万博の公式キャラクターがネットで人気を集めています。7月18日に公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」と発表されると、直後からSNSでは「ミャクミャク様」と呼ばれるようになり、多くの二次創作やファンアートが投稿されました。

この夏、3年ぶりに開かれたコミックマーケットでも、ミャクミャク様のコスプレをする参加者がみられるなど、人気は過熱しています。

一方で、気になるのが二次創作のルールです。現行法では、二次創作やパロディは著作権侵害にあたる可能性があります。しかし、ファンの楽しみを奪わないため、近年、人気コンテンツに二次創作のガイドラインが設けられることが増えてきています( https://www.bengo4.com/c_18/n_13814/ )

「ミャクミャク様」の二次創作やファンアートを楽しむにあたり、注意することはないか、運営主体である2025年日本国際博覧会協会に聞いてみました。

●「異形の神様」としてネットで人気に

この公式キャラクターは、2020年8月に決定した公式ロゴがモチーフにされています。このモチーフが発表された当時も、SNSで話題となりました。万博のテーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」であることから、ネットユーザーの間では、「いのちの輝きくん」と呼ばれて二次創作が続出しました。

そうした中、2022年7月に「ミャクミャク」という愛称が発表されると、その語感や造形から、SNSでは「怪異っぽい」「異形の神様」という声が上がり、直後から「ミャクミャク様」と呼ばれるようになりました。併せて、民間信仰の神様のように描く二次創作やファンアートも多く投稿され、コミケでもコスプレが人気となりました。

●ネットでの人気「大変うれしく思っている」

こうした二次創作やファンアートのガイドラインがあるか、また注意点などについて取材したところ、2025年日本国際博覧会協会の担当者は次のように回答しました。

「二次創作やファンアートについては、キャラクターデザインが決定してから、ネット上などで発表されているのは承知している。 今後、二次創作にあたっての取扱い等について協会が定めることになれば、プレスリリース、協会HPなどでお知らせする」

また、こうしたネットでの人気ぶりについては、「人気となっていることについては注目度、認知度の証として大変うれしく思っている。 今後ガイドラインや注意点等を公表することになれば、そのルールのもとで適切に二次創作を楽しんでいただければと思っている」とのことでした。

近年、人気コンテンツについて、ファンが増えるにともなって二次創作の表現が過激化することなどから、独自のガイドラインを設けるケースが増えています。たとえば、「エヴァンゲリオン」シリーズに設けられたガイドラインでは、ファンによる創作を楽しむために次のような創作物の公開は控えるよう求めています。

「本作品、または他者の気持ちや名誉、考え方などを傷つける目的のもの」 「特定の政治・宗教・信条を過度に推す、または貶めるも」 「過度に暴力的・グロテスクなもの」 「ポルノ表現そのものを目的としたもの」 「その他反社会的な表現のもの」 「他者の権利を侵害しているもの」 「公式作品と誤認される可能性のある様態のもの」

現在、「ミャクミャク様」のガイドラインは設けられていませんが、「ミャクミャク様」のお怒りに触れないよう注意しながら、ファンも二次創作を楽しみたいものです。

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