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小野田紀美大臣、週刊新潮の取材を「迷惑行為」と批判 編集部は「正当な取材」と反論
2025年10月28日 12時21分
#週刊新潮 #小野田紀美

高市早苗首相のもとで経済安全保障担当相に起用された小野田紀美参院議員が、週刊誌『週刊新潮』による同級生らへの取材行為について、自身のXの投稿を通じ「このような迷惑行為に抗議します」と発信したところ、他の議員からも同調する声が上がった。

一方で、抗議を受けた週刊新潮の編集部は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、 「取材は小野田大臣本人の人物像を明らかにするため」のもので、「迷惑行為などではなく、正当な取材活動」と回答した。

高市早苗首相のもとで経済安全保障担当相に起用された小野田紀美参院議員が、週刊誌『週刊新潮』による同級生らへの取材行為について、自身のXの投稿を通じ「このような迷惑行為に抗議します」と発信したところ、他の議員からも同調する声が上がった。

一方で、抗議を受けた週刊新潮の編集部は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して、 「取材は小野田大臣本人の人物像を明らかにするため」のもので、「迷惑行為などではなく、正当な取材活動」と回答した。

●週刊誌の取材に抗議、議員らに賛同広がる

10月26日の投稿で、小野田議員は週刊新潮の取材行為によって、同級生などから“SOS” が届けられたと説明し、「なぜ取材を断るのか理由を述べるよう言われ、追い詰められるように感じる方もいたそうです」などとつづった。

私の地元の方や、同級生の方々から「週刊新潮の取材が来た。どこで個人情報が漏れているのか分からないが怖い、気持ち悪い」と多数のSOSが届いています。取材に応じないと、なぜ取材を断るのか理由を述べるよう言われ、追い詰められるように感じる方もいたそうです。このような迷惑行為に抗議します。(投稿全文)

日本維新の会共同代表の藤田文武衆院議員も、これを引用する形のX投稿で「こちらも行き過ぎたやり方には抗議し、必要に応じてオープンにすることにします。」と週刊誌の取材方法を問題視した。ほかにも賛同を示す議員らがいた。

小野田議員の投稿には33万件の「いいね」がつけられており、SNS上や、小野田議員の投稿を扱ったニュース記事のコメント欄には、週刊誌やオールドメディアの取材について「マスゴミ」と批判するような意見が多数寄せられた。

一方で、政治家に対するメディアの萎縮につながりかねかねず、ジャーナリストからは「行き過ぎではない」との声も上がっている。

●週刊新潮「正当な取材活動」「ご理解いただきたい」

弁護士ドットコムニュースは、週刊新潮に、小野田議員のX投稿に対する見解を求めた。

週刊新潮編集部は「小野田紀美大臣よりご指摘を受けた取材は、高市政権において経済安全保障担当相に就任された小野田大臣本人の人物像を明らかにするために行っているものです。決して小野田大臣が主張するような迷惑行為などではなく、正当な取材活動であり、ご理解をいただきたいと思います。」と回答した。

(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)

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