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鳥山明さん訃報に便乗した"偽物"? ドラゴンボール「直筆サイン入り」色紙、フリマアプリに続々出品
2024年03月11日 13時21分
#鳥山明 #ドラゴンボール

『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の作者で、3月に亡くなった鳥山明さん。その直筆サインと称する色紙が、フリマアプリやオークションサイトで販売されている。

訃報により鳥山さんへの注目が高まったことからか、出品数も多く、中にはドラゴンボールのキャラクターのイラストが描かれたサイン入り色紙が数万円、数十万円という高値で取引されているものもあった。

ただし、このようなサインには真贋が不明なものも少なくないとして、SNS上では「鳥山明さんのイラスト入りサイン入り色紙」を「これは偽物」と断じる投稿もあり、購入には注意が必要かもしれない。

鳥山さんの功績をたたえ、その死を悼む動きが国内外で広がる中、その人気に便乗するような行為は許されない。漫画家や有名人のサイン入り色紙を偽造して、フリマアプリなどで販売することにはどのような法的問題があるのだろうか。

『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の作者で、3月に亡くなった鳥山明さん。その直筆サインと称する色紙が、フリマアプリやオークションサイトで販売されている。

訃報により鳥山さんへの注目が高まったことからか、出品数も多く、中にはドラゴンボールのキャラクターのイラストが描かれたサイン入り色紙が数万円、数十万円という高値で取引されているものもあった。

ただし、このようなサインには真贋が不明なものも少なくないとして、SNS上では「鳥山明さんのイラスト入りサイン入り色紙」を「これは偽物」と断じる投稿もあり、購入には注意が必要かもしれない。

鳥山さんの功績をたたえ、その死を悼む動きが国内外で広がる中、その人気に便乗するような行為は許されない。漫画家や有名人のサイン入り色紙を偽造して、フリマアプリなどで販売することにはどのような法的問題があるのだろうか。

●刑法上の詐欺罪にあたる

エンターテイメント分野の問題にくわしい河西邦剛弁護士は次のように指摘する。

「フリマサイトの購入者は、『鳥山明さんの直筆サイン』だから購入するのであり、そうではない人が書いたサインであれば購入しません。

仮に鳥山明さんが書いていないのに『鳥山明さんの直筆サイン』として販売した場合、刑法上の詐欺罪に該当し、10年以下の懲役として処罰される可能性があります。なお、詐欺罪は窃盗罪と異なり罰金処分がありません」

過去には、偽サイン色紙を販売した男性が有罪判決を受けたこともある。

2019年5月、『ちびまる子ちゃん』のイラストや作者のさくらももこさんのサインを偽造した色紙を出品した男性が、詐欺の疑いで逮捕されて、懲役2年(執行猶予3年)の有罪判決を受けた。

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