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警察庁、無罪判決後にマイニングツールの注意喚起を削除 「適切な注意喚起のあり方について検討するため」
2022年04月08日 10時56分

2022年1月20日に最高裁で無罪判決が言い渡されたコインハイブ事件。最高裁判決のあと、警察庁のHPから「仮想通貨を採掘するツール(マイニングツール)に関する注意喚起」と題したページが削除された。

警察庁に取材したところ、ページが削除されたのは2022年1月24日。削除理由は「この度の判決内容を踏まえ、適切な注意喚起のあり方について検討するため」だという。

2022年1月20日に最高裁で無罪判決が言い渡されたコインハイブ事件。最高裁判決のあと、警察庁のHPから「仮想通貨を採掘するツール(マイニングツール)に関する注意喚起」と題したページが削除された。

警察庁に取材したところ、ページが削除されたのは2022年1月24日。削除理由は「この度の判決内容を踏まえ、適切な注意喚起のあり方について検討するため」だという。

●「犯罪になる可能性があります」と注意喚起

注意喚起のページはコインハイブの一斉摘発が明るみに出た2018年6月、警察庁のHPに掲載された。

ページでは「マイニングツールの設置していることを閲覧者に明示せずに同ツールを設置した場合、犯罪になる可能性があります。マイニングツールが設置されたウェブサイトにアクセスするとパソコンの処理能力が意図せずに使用され、パソコンの動作が遅くなるなどの事象が生じる可能性があります」などと記載していた。ページへのリンクを貼った警察庁公式アカウントによるツイートは、4月8日現在も消されていない。

警察庁に現在の見解について尋ねると、「この度の判決は、マイニングツール一般について判断したものではなく、判決内容を踏まえ、個別具体の事案に即して判断していきます」とコメントした。

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