5870.jpg
奈良公園近くの山中に「クマ目撃」情報、シカや観光への影響は…県「今のところ平坦部におりてくる心配はない」
2025年11月14日 11時51分
#奈良公園

奈良公園の東側の山中で、11月11日にツキノワグマとみられる動物が目撃された。観光客が多く訪れるエリアに近いことから、SNS上では不安や驚きの声も広がっている。

奈良県が注意喚起したのは、奈良公園東部に位置する「新若草山ドライブウェイ」で11日17時頃にあった目撃情報だ。

奈良公園にはシカや、インバウンド含む多くの観光客が訪れる。観光やシカへの影響を心配する声もあるが、奈良県は「影響は出ていない」と説明する。

奈良公園のXアカウントは11月11日、「新若草山ドライブウェイでツキノワグマと思われる情報がありました」と県の公式情報へのリンクを添えて投稿。「若草山や春日山原始林、その周辺にお越しの方はくれぐれもお気をつけください」と呼びかけた。

この注意喚起を受けて、SNS上では、奈良公園のシカを心配する声も上がっている。実際、影響はあるのだろうか。

奈良公園室は11月14日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して次のように説明する。

「奈良公園では、今年7月にクマの目撃情報があったことを受けて、SNSや公式ホームページでクマに関する注意喚起を掲載しました。奈良公園東部に広がる春日山原始林の登山口など10カ所以上にも案内看板を出しています」

クマを理由とした観光への影響については「今夏に目撃情報があってから、これまで目に見える形での影響は認識していない」としている。

今回の目撃情報があったのは、奈良公園の東側に広がる山中だ。

「いわゆる平坦部の、観光客がシカを目当てに訪れる場所には影響はありません。あそこに出たら大騒ぎになります。平坦部でのシカのクマによる被害はありません。今のところ、平坦部にクマがおりてくることは、まったく心配していません」

奈良公園の東側の山中で、11月11日にツキノワグマとみられる動物が目撃された。観光客が多く訪れるエリアに近いことから、SNS上では不安や驚きの声も広がっている。

奈良県が注意喚起したのは、奈良公園東部に位置する「新若草山ドライブウェイ」で11日17時頃にあった目撃情報だ。

奈良公園にはシカや、インバウンド含む多くの観光客が訪れる。観光やシカへの影響を心配する声もあるが、奈良県は「影響は出ていない」と説明する。

●奈良公園の平坦部でシカがクマ被害に遭った例はない

奈良公園のXアカウントは11月11日、「新若草山ドライブウェイでツキノワグマと思われる情報がありました」と県の公式情報へのリンクを添えて投稿。「若草山や春日山原始林、その周辺にお越しの方はくれぐれもお気をつけください」と呼びかけた。

この注意喚起を受けて、SNS上では、奈良公園のシカを心配する声も上がっている。実際、影響はあるのだろうか。

奈良公園室は11月14日、弁護士ドットコムニュースの取材に対して次のように説明する。

「奈良公園では、今年7月にクマの目撃情報があったことを受けて、SNSや公式ホームページでクマに関する注意喚起を掲載しました。奈良公園東部に広がる春日山原始林の登山口など10カ所以上にも案内看板を出しています」

クマを理由とした観光への影響については「今夏に目撃情報があってから、これまで目に見える形での影響は認識していない」としている。

今回の目撃情報があったのは、奈良公園の東側に広がる山中だ。

「いわゆる平坦部の、観光客がシカを目当てに訪れる場所には影響はありません。あそこに出たら大騒ぎになります。平坦部でのシカのクマによる被害はありません。今のところ、平坦部にクマがおりてくることは、まったく心配していません」

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る