6770.jpg
<万引き容疑者逮捕>まんだらけ社長「話題になったので警察が威信をかけて捜査した」
2014年08月19日 17時42分

マンガやグッズの中古ショップ「まんだらけ」が、人形を万引きをしたとされる男性の顔写真を公表する方針を明らかにして議論になった問題で、警視庁は8月19日、この人形を盗んだ疑いで、千葉市のアルバイト男性(50)を逮捕した。

報道によると、この男性は4日午後5時ごろ、「まんだらけ」中野店で「鉄人28号」の人形(税込価格27万円)を盗んだ。この人形は7日の夕方、中野区内の古物店に持ち込まれ、6万4000円で買い取られた。男性は逮捕後の調べに対し、「ショーケースの戸が少し開いていたので盗んだ」と話しているという。

同社の広報によると、19日15時30分現在、商品は返却されていないという。

この問題をめぐっては、設定した期限までに盗まれた商品が返却されなければ、「顔写真のモザイクを外して公開する」と、まんだらけがウェブサイトで宣言して、賛否の議論が沸き起こった。商品は期限である12日までに返却されなかったが、警察の要請を受けて、同社は顔写真の公開を中止した。

逮捕を受けて、まんだらけの古川益蔵社長は、「話題になったことで、警察が威信をかけて捜査した」とするコメントを発表した。

古川社長のコメント全文は以下の通り。

マンガやグッズの中古ショップ「まんだらけ」が、人形を万引きをしたとされる男性の顔写真を公表する方針を明らかにして議論になった問題で、警視庁は8月19日、この人形を盗んだ疑いで、千葉市のアルバイト男性(50)を逮捕した。

報道によると、この男性は4日午後5時ごろ、「まんだらけ」中野店で「鉄人28号」の人形(税込価格27万円)を盗んだ。この人形は7日の夕方、中野区内の古物店に持ち込まれ、6万4000円で買い取られた。男性は逮捕後の調べに対し、「ショーケースの戸が少し開いていたので盗んだ」と話しているという。

同社の広報によると、19日15時30分現在、商品は返却されていないという。

この問題をめぐっては、設定した期限までに盗まれた商品が返却されなければ、「顔写真のモザイクを外して公開する」と、まんだらけがウェブサイトで宣言して、賛否の議論が沸き起こった。商品は期限である12日までに返却されなかったが、警察の要請を受けて、同社は顔写真の公開を中止した。

逮捕を受けて、まんだらけの古川益蔵社長は、「話題になったことで、警察が威信をかけて捜査した」とするコメントを発表した。

古川社長のコメント全文は以下の通り。

●「商品もおそらく返還されるであろうと思います」

今回の、鉄人28号の万引きの件、マスコミの方々が取り上げてくださった事、非常に感謝しております。話題になったことで関心も寄せて頂き、その事で、警察の方々も、威信をかけて捜査して頂きました。犯人も、無事逮捕され、商品もおそらく返還されるであろうと思います。これも皆様のおかげですので、本当に感謝しております。有り難うございました。

(弁護士ドットコムニュース)

新着記事
一般的なニュースのサムネイル

同性婚訴訟、東京高裁が「合憲」判断 全国で唯一判断割れる結果に…弁護団「きわめて不当な判決だ」

性的マイノリティの当事者が、同性同士が結婚できないのは憲法に反するとして、国を訴えた裁判(東京2次訴訟)の控訴審で、東京高裁(東亜由美裁判長)は11月28日、現行法の規定を「合憲」と判断した。

一般的なニュースのサムネイル

最高裁で史上初の「ウェブ弁論」、利用したのは沖縄の弁護士「不利益にならない運用を」

裁判の口頭弁論をオンラインで実施する「ウェブ弁論」が今月、初めて最高裁でおこなわれた。

一般的なニュースのサムネイル

夫の「SM嗜好」に苦しむ妻、望まぬ行為は犯罪になる?離婚が認められる条件は?

パートナーの理解を超えた「性的嗜好」は、離婚の正当な理由になるのでしょうか。弁護士ドットコムには、そんな切実な相談が寄せられています。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「答え合わせしたい」日テレの拒否は「適正手続」の観点から問題?

コンプライアンスの問題を理由に番組を降板し、活動を休止していた元TOKIOの国分太一さんが、11月26日に東京霞が関で記者会見を開きました。

一般的なニュースのサムネイル

国分太一さん「録音の削除求められた」消さないと違法だったの?弁護士が解説

解散したアイドルグループ「TOKIO」の国分太一さんが11月26日、東京都内で記者会見を開き、日本テレビ側から番組降板を告げられた際、会話を録音しようとしたところ、同席した弁護士からデータの削除を求められたと明らかにした。一般論として、法的に録音の削除に応じないといけないのだろうか。

一般的なニュースのサムネイル

「サケ漁はアイヌ文化の主要な部分」日弁連、アイヌ施策推進法の改正求める意見書

日本弁護士連合会(日弁連)は11月20日、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律」(アイヌ施策推進法)の5年見直しに際し、アイヌ集団の権利保障やサケ漁の権利の法整備などを求める意見書を公表した。同法附則第9条の見直し規定に基づき、文部科学大臣や農林水産大臣など関係機関に提出した。

もっと見る