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たかの友梨社長「労働基準法はどうであれ、うちはできない」――10分間の音声は語る
2014年09月12日 18時25分

大手エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の労働問題について、弁護士ドットコムは、高野友梨社長とみられる女性が、残業代未払いを労基署に通報した女性従業員に対して「圧迫発言」を繰り返している音声の録音データを入手した。

音声は、女性従業員が加入している「エステ・ユニオン」(ブラック企業対策ユニオン・エステ支部)が報道関係者に提供している。同ユニオンは、女性従業員が組合活動を理由に高野社長から圧力をかけられたとして、宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てている。

同ユニオンによると、音声は8月21日、仙台市の飲食店の個室に従業員たちが集められた際に録音されたものだという。高野社長とみられる女性が、女性従業員に対し、「労働基準法にぴったりそぐったら絶対成り立たない」「つぶれるよ、うち。それで、みんな困らない? この状況でこれだけ働けているのに、会社つぶしてもいいの?」などと、問い詰めている。

大手エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の労働問題について、弁護士ドットコムは、高野友梨社長とみられる女性が、残業代未払いを労基署に通報した女性従業員に対して「圧迫発言」を繰り返している音声の録音データを入手した。

音声は、女性従業員が加入している「エステ・ユニオン」(ブラック企業対策ユニオン・エステ支部)が報道関係者に提供している。同ユニオンは、女性従業員が組合活動を理由に高野社長から圧力をかけられたとして、宮城県労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てている。

同ユニオンによると、音声は8月21日、仙台市の飲食店の個室に従業員たちが集められた際に録音されたものだという。高野社長とみられる女性が、女性従業員に対し、「労働基準法にぴったりそぐったら絶対成り立たない」「つぶれるよ、うち。それで、みんな困らない? この状況でこれだけ働けているのに、会社つぶしてもいいの?」などと、問い詰めている。

●36年前、「外出休憩」を求めた従業員ともめたことも

過去の労働問題について語っているのも特徴的だ。36年前に創業してまもないころ、昼休みの休憩を要求した従業員に対して、こう語ったのだという。

「こういう仕事はお客さんあっての仕事なんだから、外に出るのはまずいよってことで、1ヶ月くらい考えたあげく、『外に出るのはダメだ』って言ったら、『労働基準法では認められている』っていうじゃん。

『労働基準法はどうであれ、うちはできない』と、『もしなんなら、やめていただいて結構です』って言ったのね。そしたらもう、その子は『辞めます』って言ったのね」

今回、入手した音声は、2時間以上に及んだという話のなかから、エステ・ユニオンが重要と思われる部分を抜粋して、報道関係者に提供した。長さは約10分。弁護士ドットコムがその音声に字幕をつけて、YouTubeチャンネルで公開した。

「たかの友梨」側は音声の存在について、「現時点では、違うとも嘘とも言えない。回答できない」としている。

音声はこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=d-_SB6IC2yw

(弁護士ドットコムニュース)

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