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松居一代さん「離婚裁判」に進展する可能性も…裁判なら誰でも傍聴できる?
2017年07月25日 10時02分

夫の船越英一郎さんについて、SNSでの発信を続ける松居一代さん。報道によれば、船越さんは6月末に裁判所へ離婚を申し立てたという。しかし、裁判所から送られてくる調停期日が記された申立書を松居さんが受け取らないなど、何らかの理由で調停が不成立になった場合には、離婚裁判に進展することになる。

ネット上には、2人の離婚裁判について「傍聴に行きたいw」などの声もあがっている。離婚調停から離婚裁判に進む場合とは、どのようなケースか。また離婚調停、離婚裁判を傍聴することはできるのか。中西祐一弁護士に聞いた。

夫の船越英一郎さんについて、SNSでの発信を続ける松居一代さん。報道によれば、船越さんは6月末に裁判所へ離婚を申し立てたという。しかし、裁判所から送られてくる調停期日が記された申立書を松居さんが受け取らないなど、何らかの理由で調停が不成立になった場合には、離婚裁判に進展することになる。

ネット上には、2人の離婚裁判について「傍聴に行きたいw」などの声もあがっている。離婚調停から離婚裁判に進む場合とは、どのようなケースか。また離婚調停、離婚裁判を傍聴することはできるのか。中西祐一弁護士に聞いた。

●離婚調停、離婚裁判はどう違うのか?

「離婚調停とは、簡単に言えば、『裁判所で行う話し合い』です。

ですから、話し合いがまとまらなかった場合に、離婚調停から離婚裁判(訴訟)へ進みます。例えば、調停を申し立てられた側(相手方)が裁判所に来てくれない場合は、話合いができず、調停不成立となります。

相手方が離婚そのものを拒否した場合や、離婚そのものは同意しても子どもの親権や財産分与・慰謝料などの条件面で折り合いがつかない場合も、調停不成立となり、離婚訴訟に進みます」

●芸能人の離婚でも傍聴はできる?

調停や裁判を傍聴することはできるのか。

「調停は、家事事件手続法33条により非公開が原則とされていますので、傍聴は認められません。

訴訟については、『口頭弁論手続』は、原則として、誰でも傍聴することが可能です。一方、『弁論準備手続』は傍聴することができません。通常の離婚訴訟では、1回目は口頭弁論手続が行われますが、ここでは、『原告の主張は訴状記載のとおりです』といった簡単なやり取りだけが行われますので、傍聴しても内容は分かりません。

その後、弁論準備手続に移行し、お互いの主張を記載した書面を交換することになります。お互いの主張が出尽くした段階で、再度、口頭弁論手続が開かれ、原告・被告本人に対する『当事者尋問』が行われます。これは、一般の方でも傍聴ができますし、ご本人達の生の話が聞けることになります」

では松居一代さん、船越英一郎さんのような著名人のケースでも、傍聴することはできるのか。

「人事訴訟法22条は、一定の要件を満たす場合には、当事者尋問の公開を停止することができると定めていますので、必ず傍聴できるとは限りません。過去にも、芸能人同士の離婚で裁判が非公開となったこともあったようです。

また、家庭裁判所の法廷は小さな法廷が多いので、船越さんと松居さんのような世間の注目を集める離婚裁判では、傍聴券の抽選倍率はかなり高くなるのではないかと思います」

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