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伊藤詩織さん、支援者を前に語る「性暴力は誰かを一瞬にして支配する」
2019年10月07日 17時36分

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟が10月7日、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)で結審した。

伊藤さん側は閉廷後、参議院議員会館で報告集会(主催・伊藤詩織さんの民事裁判を支える会Open the Black Box)を開いた。

伊藤さんは今回、民事訴訟を起こした理由について「できるだけオープンに、皆さんにどういった事実、証拠、やりとりがあったのかを見てもらい、今の日本の司法で何が難しいのか、何が機能していて何が機能していないのかを見ていただくため」と説明。

支援者を前に「結果はどうなるか分かりませんが、この歩みを少しでも皆さんに見てもらい、これからの法改正やどんな支援が必要なのか、たどり着く鍵になればと思い、今日まで準備してきました」とあいさつした。

ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟が10月7日、東京地裁(鈴木昭洋裁判長)で結審した。

伊藤さん側は閉廷後、参議院議員会館で報告集会(主催・伊藤詩織さんの民事裁判を支える会Open the Black Box)を開いた。

伊藤さんは今回、民事訴訟を起こした理由について「できるだけオープンに、皆さんにどういった事実、証拠、やりとりがあったのかを見てもらい、今の日本の司法で何が難しいのか、何が機能していて何が機能していないのかを見ていただくため」と説明。

支援者を前に「結果はどうなるか分かりませんが、この歩みを少しでも皆さんに見てもらい、これからの法改正やどんな支援が必要なのか、たどり着く鍵になればと思い、今日まで準備してきました」とあいさつした。

●「性暴力は誰かを一瞬にして支配」

集会で、伊藤さんは、この日の弁論で意見陳述した内容をもう一度読み上げた。

「民事裁判を通し、これまで刑事事件でオープンにならなかった部分を、文章や証言をつうじ論議できたことが大変意義のあることだと思います」

「性暴力は誰かを一瞬にして支配し、右も左もわからない子どものようにしてしまう行為です。性被害者を取り巻く法的・社会的システムが少しでもよくなるようにと願い、この体験を公にしました」

代理人の西廣陽子弁護士は、最終準備書面の概要を説明。「最終準備書面を書き上げる中で、私の中でも詩織さんが話してきていることは真実なんだな、間違いないという思いを持って書面を作り上げてきました。裁判所に主張が認められることを信じています」と話した。

会場からは「伊藤さんに直接会いに行けなくても、応援している人が同じ気持ちだよと伝えるためにはどのようなメッセージを伝えたらいいのか」と質問が上がった。

伊藤さんは「ポジティブな声をあげること、当事者じゃなくてもできることだと思います。私に対してじゃなくても、性暴力の被害を受けた方々に、『あなただけじゃない』というメッセージをどんどん発信していただけたらと思います」と呼びかけた。

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