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司法試験・予備試験合格者433人 開始以来、初めての減少

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「本名なのに偽名扱い」 11年間も入管に自由を奪われ続けたスリランカ男性の苦悩

今年3月、名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)の収容施設内で、スリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったことを機に、国会でも、組織の体制や収容者に対する処遇など、さまざまな問題が指摘され始めた入管行政。

だが、牛久(東日本入国管理センター)や品川(東京出入国在留管理局)の収容施設に足を運び、面会活動を続けてきた支援者たちは、入管による収容者への厳しい処遇は決して改善されたわけではないと口にする。

「ウィシュマさんと同じ状況だった自分が、今生きていられるのは、最後に点滴を受けることができて、仮放免(一時的に身柄を解放する措置)が認められたからです」

こう話すのは、彼女と同じスリランカ出身のダヌカ・ニマンタ・セネヴィラタナ・バンダーラさんだ。入管によって、本名を偽名扱いされているダヌカさんは、この不正な扱いのため、11年間にわたって自由を奪われ、身動きの取れない状況に置かれている。

2017年7月から2019年12月まで2年5カ月余り、品川と牛久に収容されて、今も仮放免の状況にあるダヌカさんは、なぜトラブルに巻き込まれたのか。その経緯や現状を聞かせてもらった。(取材・文/塚田恭子)

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学生に人気の個別指導塾バイト「休めないし、辞められない」 改善求めユニオン結成

塾講師は、時給の高さなどから人気のバイト先だが、大学生の労働相談を受けつける「ブラックバイトユニオン」には、その労働環境について多くの相談が寄せられている。そこで、同ユニオンと、相談を寄せた個別指導塾の講師の学生らが「個別指導塾ユニオン」を結成。6月4日、東京・霞ヶ関の厚生労働省で発足記者会見を開いた。

個別指導塾ユニオンでは、団体交渉を行うことで、労働条件を改善させることを目的としている。

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コンビニFCは「奴隷制度」…オーナー絶望の「搾取構造」に土屋トカチが迫る

「一言で言うと、奴隷制度とか、人身御供システム」。大手コンビニの法務部に勤めていた男性は、コンビニのフランチャイズ(FC)システムについてこう言い切った。

「(仕入れ費用を貸し付けるなどして)借金漬けにするんだよね」「加盟店の人で契約書の中身を理解して入っている人なんて、99%いないですね」

これは、このほど完成した土屋トカチ監督のドキュメンタリー映画『コンビニの秘密 ―便利で快適な暮らしの裏で』の一幕だ。

作中では、長時間労働で両親を亡くした2代目や、近隣に系列店を出されたコンビニオーナー、自腹購入を強いられたアルバイトなど、多くの関係者に取材し、コンビニの9割を占めるというFC店の裏側に迫っている。

学校教材としても使えるように作った39分の映像。土屋監督は「コンビニが最初のアルバイトになる人も多い。たくさんの人にコンビニ本部がやっていることはおかしいと認識してもらいたい」と話している。8月22日、都内で開かれた上映会とトークセッションを取材した。

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「#MeToo」に火をつけた調査報道、2人の女性記者の闘いを描く 『その名を暴け』日本語版が出版

セクハラや性的被害を告発する「#MeToo」運動のきっかけになったハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性的暴行。米紙ニューヨーク・タイムズのジャーナリスト、ジョディ・カンターとミーガン・トゥーイーの調査報道により、多くの女優や従業員が被害をうけたことが明るみに出た。

2人が報道までの軌跡をまとめた共著『SHE SAID』の日本語版『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』が7月30日、新潮社から翻訳出版された。

被害を受けても、示談金と引き換えに「秘密保持契約」を結ばされて来た女性たち。それは自分の経験を語る権利を放棄するためのサインでもあった。ミーガンとジョディは沈黙を強いられてきた被害者に連絡をとり、金銭のやり取りや証言の裏付け作業を進めていく。

翻訳を手がけた古屋美登里さんは「隠されていた事実を浮き彫りにするジャーナリストの凄さと女性たちの連帯にただただ感動しました。読んで震えて欲しいです」と話す。

画像タイトル 『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』(新潮社)

『恋におちたシェイクスピア』や『華氏911』、『英国王のスピーチ』などを手がけたワインスタインは、アカデミー賞作品賞を5回も受賞し、ハリウッドを代表する存在だった。その一方で、女性への性的暴行の噂が立っていたが、公に報道されたことは一度もなかった。

そんな中、2016年10月に女優のローズ・マッゴーワンが、あるプロデューサーにレイプされたとツイートする。ジョディの取材は、マッゴーワンへのメールから始まった。

性暴力被害の取材は難しい。暴行は一対一の密室でおこなわれることが多く、被害者の証言しかなければ加害者が「記事は嘘だ」と否定して終わりだ。ただ、ワインスタインの場合は違った。多くの女性と示談を重ねていたのだ。示談書や支払われたお金の記録があればーー。ジョディは女優たちの連絡先を調べ始めた。

ワインスタインも黙ってはいなかった。2人の動きを察知すると、敏腕弁護士を何人も代理人につけ、探偵も雇い記事の発表を止めさせようとする。ミーガンとジョディも、実名をあげて告発する女性や情報提供者を守るためさらなる取材を進める。2017年10月5日に記事が公開されるその直前まで、息をもつかせぬ攻防が繰り広げられた。

翻訳にあたって、古屋さんは「2人の文体は新聞記事のように事実を淡々と伝えるもので、書き手の感情が書かれておらず訳すのに苦労した」と振り返る。

「彼女たちは自分自身の感情を出さずに、取材した人の言葉を書いて事実を連ねています。どう評価するかは読んだ人が考えるべきであって、報道は裁かない姿勢が大事なのかもしれないと思いました」

ニューヨークの裁判所は2020年2月24日、ワインスタインは2人の女性に対する性的暴行の罪で、有罪の評決を下した。

本では、米連邦最高裁判事候補としてトランプ大統領から指名されたブレット・カバノー連邦控訴裁判所判事から高校時代に性的暴行を受けたと告発した心理学者のクリスティン・ブレイジー・フォード教授のストーリーも描かれている。

2018年9月に開かれた公聴会でカバノーとフォードがそれぞれ証言する様子は、全米の主要なチャンネルでライブ中継された。

フォードの証言は多くの性暴力被害者の心を打ち、国会議事堂前でのデモに発展。その後、マクドナルドの労働者やジャーナリストなど、様々な女性が性的嫌がらせの被害を告発した。

「フォードはカバノーを批判するというより、立場上彼がその職を引き受けるのはまずいのではないかと言いたかった。自分に起きたことをなかったことにはできないというその一点で行動していました。性加害者であるカバノーが、日本でいう最高裁判所判事の立場に就くことはおかしいと自身の責任感から告発したのです」(古屋さん)

本の翻訳をする中で、古屋さん自身も「あれは性的嫌がらせだったのか」と過去の出来事について思い巡らすことがあったという。

「本を読むうちに自分の半生を振り返って、これまで気づかなかったことに気づくと思います。女性たち一人一人は無力でも、連帯すれば運動となり、それがまた女性たちを勇気づける。老若男女問わず読んで欲しい一冊です」

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近所に焼肉屋がオープン!漂う「におい」に住民苦悩 洗濯物も干せず、家の中まで…

「くさくて洗濯物も干せません」。近所に焼肉屋がオープンし、においに悩まされているという住民から、弁護士ドットコムに相談が寄せられている。

相談者によると、焼肉屋のオーナーからはオープン前に「においの心配はない」と説明されていたという。ところが、実際は家の中までにおいが侵入することもあり、注意しても改善されないとのことだ。

相談者は「営業をやめろとは言わないが、なんとかしてほしい」とつづっている。このまま我慢するしかないのだろうか。後藤貞和弁護士に聞いた。

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140万円超の債務整理「司法書士は扱えない」、最高裁が初判断…何が争点だったの?

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コンビニ「110円コーヒー」注文→「カフェラテ190円」注いで逮捕、どんな罪だった?

福岡県内のコンビニでコーヒー(110円)を注文した客が、カフェラテ(190円)を注いだとして、万引きの疑いで逮捕されたと報じられた。九州朝日放送の報道によれば、これまでも「コーヒーを購入後にカフェラテのボタンを押していたのを店員が目撃」したことが複数回あり、店側が警戒する中での犯行だったという。

過去にも同様の事件は全国で起きている。

・コンビニ店で100円で購入したコーヒーのカップに150円分のコーヒーを注いだとして、客が窃盗容疑で現行犯逮捕(2022年4月)

・コンビニ店でコーヒーのレギュラー(100円)のカップを購入し、ホットカフェラテのラージ(200円)を注いだとして、客が窃盗容疑で現行犯逮捕(2021年1月)

都内のコンビニ店の店員に聞くと、「カップを置くだけで自動で種別を検知するマシーンも出ていますし、実は機械の裏側からはお客さんが何を入れているか見られます。稀に『あっ、このお客さん違うもの入れてる…』と気が付くこともありますね」と話す。

報道のように逮捕されるケースもある。注文内容より金額の多いコーヒーを注ぐことの法的問題について、坂口靖弁護士に聞いた。

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やめられなかった「W不倫」の末路、慰謝料400万円請求…金額は妥当?

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親がSNSに投稿した「赤ちゃん時代の恥ずかしい写真」削除を求めることは可能?